名古屋の発展

木漏れ日

名古屋地域の特徴の中でも全国的に見ても面白いのが川です。
中心地のやや西側に3つの大きな川が流れています。
この地域は海が近く、川も下流でいよいよ海に差し掛かりそうだというところで合流をしたり、平行に流れたりしています。
下流に差し掛かるところで大きな公園があります。
そこには塔があり、そこに登ると、川の流れが一目で分かるようになっています。
この地域の特徴は農業です。
豊富な水源があるため、水路を作るのも容易だからです。
しかも昔から3つの川がよく氾濫しており、上流から運ばれた土が広がっています。
よく川が氾濫する土地は肥えると言われていますが、この地域も例外ではなく、皮肉にも氾濫こそが農業が盛んになった理由の一つなのです。

川が何度も氾濫したことで土地が肥え、農業が盛んになりますが、その一方で、氾濫に対して特に何も対策を打たないと田んぼや畑が川の氾濫で流されてしまうのです。
川の氾濫は土地を肥えさせ農家には他の地域よりも有利に農業ができますが、毎年のように反乱が起きるともはや農業どころではなくなるのです。
そこで名古屋地域、とくに西部では川の氾濫をなくすために治水工事が行われてきました。
治水工事は莫大な資金と時間を費やします。
昔は今のように重機を始めとする機械類はなく、主に人海戦術で工事を行っていました。
このやり方は今から50年ほど前まで行われていたと言われています。
治水工事に失敗して責任を負わされた人もいます。
今ではほとんど氾濫することがなくなった川ですが、これも当時の治水工事のおかげと考えれば、住む人にとっても愛着がわく土地になるのではないでしょうか。